研究課題/領域番号 |
17500026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
大西 淳 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50160560)
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研究分担者 |
島川 博光 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70351327)
糸賀 裕弥 立命館大学, 情報理工学部, 講師 (00373100)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ソフトウェア開発 / 要求工学 / シナリオ分析 / 要求定義 |
研究概要 |
本研究は平成17年度と18年度の2年間に渡って進めたが、そこで得られた成果は以下の通りである。 (1)シナリオ記述言語の設計 既開発の日本語に基づいたシナリオ記述言語を拡張し、事前条件と事後条件を記述できるようにした。 (2)ルール記述言語の設計 シナリオ中のイベント文の生起順序と生起回数をルールとして表現するためのルール記述言語を定義した。 (3)ルールを用いたシナリオの正当性検証手法の確立 ルールとシナリオを照合して、シナリオ中のイベント文の生起順序やイベント文の生起回数がルールと整合しているかを調べることにより、シナリオの正当性を検証する手法を確立した。 (4)シナリオ記述言語、ルール記述言語の処理系の試作 (1)と(2)で定義した言語の内部表現を設計し、記述言語の解析系を試作した。 (5)シナリオの正当性検証手法に基づいた処理系の試作 (3)で確立した手法に基づいたシステムを試作し、(4)で得られた解析系と連携できるようにした。 (6)ルールのデータベース化とルールの再利用の手法を確立 シナリオの正しさを表現したルールを、(1)特定のシナリオに依存したルールと、(2)特定の問題領域に依存したルール、(3)情報システムに一般に適用できるルールに分類し、(2)と(3)のルールについてはいくつかをデータベース化した。さらに、シナリオの事前条件と事後条件を用いて、データベース中のルールを自動的にシナリオに適用できる手法を確立した。 (7)試作した処理系の有効性の評価 例題を用いて処理系の有効性を確認した。 これらの成果、および関連した研究の成果は、学会論文誌1編(フルペーパー)、査読付き国際会議論文4編、査読付き国内会議3編、学会研究会等報告4編において報告している。
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