研究課題/領域番号 |
17500053
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
ランザー アラン エドワード 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教授 (50374608)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 計算機システム / 情報システム / ユーザインタフェース / サブジャンクティブインタフェース / スプレッドシート / Webアプリケーション連携 / ユーザインナーフェース / ユーザインターフェース |
研究概要 |
スプレッドシート環境を使うことによって、一般のユーザでも自分なりのアプリケーションを作成し、それらのアプリケーションへ入力された値を変えることによる結果の変化を探索することが可能である。しかし、通常のスプレッドシートが支援する探索では、セルの値を変化させることによる結果の比較は可能であるが、セル間の式を変更することによる結果の探索が難しい。 このプロジェクトでは、拡張されたスプレッドシートモデルと適当なインタフェースを開発することによって、ユーザがシートの演算構造をもセルの値と同様に変えることを可能にし、このモデルに基づいた環境を実装した。また、本研究室で開発された、ウェブアプリケーションが提供する処理をスプレッドシートの式として使えるようにする技術を同じ環境に導入して組み合わせた。 実装された環境の応用例を一つあげる。バイオインフォマティクス研究者がこの環境を使用した場合、あるウェブサイトで提供されるアミノ酸配列検索サービスや他サイトで提供される系統樹作成サービスを一つのシートに導入して接続することが可能である。検索サービスが提供する配列群がセルに表示され、その中のどれが次のサービスへ送られるかを研究者の自由な選択で決定することが可能である。これと同様に、系統樹を作る様々なサービスもセルでリストアップされることによりサービスも自由に選択可能である。様々な配列群で得られた結果も、様々な分析サービスで得られる結果も自在に探索して比較できる。このような探索支援機能は様々な分野で幅広く応用可能であると思われる。
|