研究課題/領域番号 |
17500059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
尾内 理紀夫 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70323871)
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研究分担者 |
竹内 郁雄 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (90293109)
多田 好克 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (30179709)
小池 英樹 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (70234664)
稲見 昌彦 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (00345117)
林 貴宏 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (60342490)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 情報システム / 画像解析 / ソフトウェア工学 / ディレクトリ・情報検索 |
研究概要 |
チームプレイスポーツ映像解析用に開発した画像センサにより取得した映像及びデータを効果的に用いるため、実写履歴画像を用いた新規画像インタフェースの開発を行った。実写履歴画像とは人物を含む移動体に搭載したカメラが撮像した過去の画像である。過去の画像に、移動体のモデルを現在の情報に従って描画することにより,第三者からのバーチャルな視点を作り出すことができる。取得した全方位画像を被験者の運動に基づき適宜処理することにより、チームプレイスポーツ時のような多数の対象が複雑な運動を行っても容易にリアルタイム、もしくはオフラインにて観測、解析することを確認した。 チームプレイスポーツ映像の識別研究として、画像からの物体領域抽出の研究を行った。既存手法が単一の物体領域の抽出を目的としているが、チームプレイスポーツは画像中に複数オブジェクトが存在するので、複数の物体領域を抽出することを目標とした。第一歩として、単純な図形(ベクタ画像)を対象とした複数物体領域抽出法であるプリミティブ選択モデルを提案した。また、既存手法の動的輪郭モデルとの比較実験を行った。提案手法が複数物体領域抽出を可能とし、さらに、単一の物体領域に対しても既存手法より高速な抽出を可能とすることを示した。 スポーツにおける特定の型に沿った動作(振り)の練習を支援するためにマーカと加速度センサを用いて規範データベースとプレイヤの振りとの採点システムの要素技術の研究を行った。本研究では従来のマーカのみの振りの採点システムに加速度センサを加えることで、動作の採点をより的確にすることの実証を試みた。評価実験によりマーカのみの採点システムと提案システムを比較し、加速度センサの導入効果を確認した。さらに、複雑な動作の解析の第一歩として、ストリートダンスを例にとり、加速度センサを用いた練習支援システムを試作、評価した。
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