研究課題
基盤研究(C)
1.コンテキストアウェア環境の基盤技術の検討と開発組織内の活動で生成されるさまざまな種類のコンテンツを扱うシステムの検討と開発を行った。会議の情報を整理、提示するためには、その組織を構成するメンバやグループの状況を把握する必要がある。そこで、会議参加中や会議外のメンバの状況を、人のコンテキスト情報を駆使して把握する手法を検討した。具体的には、このシステムはICタグやセンサ情報と連携して会議やユーザの状況を認識し、その場で行われた内容やデータを自動的に記録する。また、ユーザに提示すべきデータをコンテキスト情報やアノテーション情報を照らし合わせて自動的に選別する。このシステム内の基礎技術であるグループプレゼンス機能については、パッシブタグを用いたグループプレゼンス自動生成システムのプロトタイプを開発し、その有効性について検証した。また、アクティブタグを用いて、動的なグループの変化を加味したグループプレゼンス情報を自動生成するシステムについても設計した。2.会議発言録における協調記録に関する研究協調型テキスト発言録システムCollabMinutesの研究については、過去2年間における運用について評価を行った。その結果、記録された内容は量的な向上だけでなく質的向上も確認することが出来、発言者名を記録する手法に関しても4割以上の労力の削減が出来た。その上、発言を記録するスピードが話すスピードに追いついており、このことに伴い発言録としての記録情報量が多くなったことが分かった。3.会議内の参加者によるアノテーション収集と活用に関する研究プレゼンテーション発表時のコメント収集に焦点をあてたアノテーションシステムCollabStickyの研究では、人々が本を読む際に目印をつけたりメモをしたりするために付箋を貼るという行為に着目し、プレゼンテーション中にスライドの中にコメントを貼り付けるシステムを検討し、プロトタイプを開発した。プロトタイプによる実験では、それまでの典型的な意見収集システムであるチャット系のシステムに比べ、格段に多くのコメントを収集することが可能にすることを確認した。4.組織内blogに関するエントリ自動提示システムにおける研究組織内の非同期システムとして組織内blogを扱った研究に関しては、ユーザの動的な興味に対応したエントリ提示システムの検討と開発を行った。このシステムでは、興味ごとの特徴にあった興味判断をすることができる。本研究の中では、人の持つ興味を長期的な興味と一時的な興味というように分類し、興味ごとの特徴に合った興味判断をすることを可能にした。
すべて 2007 2006 2005
すべて 雑誌論文 (20件)
情報処理学会第141回DB/第62回GN/第16回BCC研究グループ合同研究発表会報告書 Vol.2007 No.6
ページ: 25-30
情報処理学会第69回全国大会講演論文集 第4分冊
ページ: 165-166
170000173073
Proceedings of 141^<st> SIG-DBS, 62nd SIG-GN, and 16^<th> SIG-BCC, IPSJ
10018752065
Proceedings of 69^<th> IPSJ Annual Convention
情報処理学会第141回DB/第62回GN/第16回BCC研究グループ合同研究発表報告書 vol.2007No.6
マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2006)シンポジウム論文集
ページ: 585-588
ページ: 357-360
第5回情報科学技術フォーラム(FIT2006)一般講演論文集 第4分冊
ページ: 119-122
Proceedings of Multimedia, Distributed, Cooperative and Mobile Symposium(DICOMO 2006), IPSJ
Proceedings of Forum on Information Technology(FIT2006), Information Technology Letters IPSJ IPSJ
マルチメディア、分散、強調とモバイル(DICOMO2006) シンポジウム論文集
マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICONO2006)シンポジウム論文集
情報処理学会第68回全国大会講演論文集 第4分冊
ページ: 129-130
170000171933
電子情報通信学会第3回Webインテリジェンスとインタラクション研究会第二種研究会資料 WI2-2005-28-49
ページ: 29-34
Proceedings of 9^<th> SIG-WI2 (Web Intelligence and Interaction), IEICE
電子情報通信学会第3回Webインテリジェンスとインタラクション研究会第二種研究会資料 WI2-2005-28〜49
経営情報学会2005年度秋季全国大会予稿集
ページ: 262-265
130004606069
情報処理学会グループウェアとネットワークサービスワークショップ2005論文集
ページ: 99-104