研究課題/領域番号 |
17500084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
木下 哲男 東北大学, 情報シナジー機構, 教授 (20282006)
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研究分担者 |
阿部 亨 東北大学, 情報シナジー機構, 准教授 (80222652)
岩谷 幸雄 東北大学, 電気通信研究所, 准教授 (10250896)
打矢 隆弘 名古屋工業大学, 情報基盤センター, 准教授 (10375157)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,470千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ソーシャルウェア / ソフトウェアエージェント / マルチエージェントシステム / エージェントフレームワーク / 協働支援 |
研究概要 |
ユビキタス・インフラストラクチャに基づく情報環境(ユビキタス環境)における人々の暮しや仕事を支える新しいソフトウェア基盤の設計コンセプトとして、ソーシャルウェア、パーセプチャルウェア、ネットワークウェアという3つのウェア(サイバーウェアと呼ぶ)を提唱し、エージェント/マルチエージェント技術に基づくサイバーウェアの実現手法に関する研究を推進している。特に、多数の人々によって形成される組織や社会、そこで展開される種々の社会的活動に関する情報・知識(社会知)に基づいて人々の活動/協働を支援するソーシャルウェアには、時間や状況に応じて変化・変動する情報・知識が埋め込まれ、様々な変化に対してソーシャルウェア自身が適切に対応・追従してゆくことが求められる。そこで、本研究では、ソーシャルウェアに着目し、その利用要求や稼働環境の変化・変動に応じて、ソーシャルウェア自身が漸進的に強化・拡張するための仕組み(ソーシャルウェア発展機構)について基礎的な検討を行い、以下の成果を得た。 (1)マルチエージェント組織として構成されるソーシャルウェアのアーキテクチャとして、発展機構を機能要素として含む発展型エージェントシステムの枠組みを新たに導入し、その動作制御モデルを定式化した。 (2)単独の問題解決用エージェント組織に対する発展型エージェントシステムにおいて、メタエージェントとリポジトリ機構による発展機構の実装モデルを与えた。 (3)リポジトリ型エージェントフレームワークを基盤として、発展型エージェントシステムのための柔軟なエージェント組織化機能、異種エージェントプラットフォーム/非エージェントシステムとの相互運用機能、及び、ユビキタス環境向きエージェントプラットフォーム管理機能を開発した。 また、上記項目に関する検討と並行して、ソーシャルウェア・コンポーネント、ソーシャルウェア・アプリケーション等についても検討を行い、ソーシャルウェアとその発展機構の構築に関する新たな知見を得た。
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