研究課題/領域番号 |
17500130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理・知能ロボティクス
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
松村 雅史 大阪電気通信大学, 医療福祉工学部, 教授 (80209618)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,650千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | バイタルサイン / 心電図R波 / 血中酸素飽和濃度 / 笑い / 嚥下音 / 睡眠時無呼吸症候群 / 生活リズム / ストレス / 笑い声 / 笑い声の分析 / 咽喉マイクロホン / 健康管理システム / ウェアブルセンター / 認知症の予防 |
研究概要 |
本研究では、高齢者の生活の安全、認知症の予防を目指した生活リズムの分析が可能なバイタルサイン情報の無意識・無拘束モニタリング技術とそれに基づく健康増進法の確立を目指す。本研究の研究成果を以下に示す。 1.ネックバンド型バイタルサインセンサの開発:首もとに簡便に装着可能なネックバンドにバイタルサインセンサ(心電図R波、脈波、血中酸素飽和濃度)と口腔機能センサの各センサを組み込んだセンシングデバイスを開発した。日常生活の軽い運動時の心電図、血中酸素飽和濃度の計測に成功した。 2.口腔咽喉音による会話・笑い・いびき・嚥下の無拘束センシング:首もとに接着させたマイクロフォン音から会話、笑い、いびき、嚥下を識別する音響分析手法を開発した。例えば、笑い声の場合、「ワッハッハ」というように発声音の繰り返し周期を特徴量とすることで、91%の精度で爆笑が識別できた。また、食物摂取時の嚥下音から嚥下回数の自動検出法を開発した。健常者と嚥下障害者では、日常での嚥下回数に大きく差があることが明らかになり、摂食嚥下障害の予防およびリハビリテーションのための指標が確立できた。さらに、いびきの発声音と血中酸素飽和濃度の分析も行い、無呼吸状態の自動検出の可能性が示唆された。この口腔咽喉音の分析により会話、摂食・嚥下、いびきなどの日常生活動作の識別ができることが明らかとなった。 3.口腔機能とストレスとの関係:本計測システムを用いて1週間、1ケ月間のデータ収集を行った。その結果、普段の会話時間が多いほど笑いの回数が増えること、笑いの回数が多いほど夜のストレスが低く、ストレスがたまりにくいことが明らかになり、ストレスの解消法、コミュニケーションに関する基礎データが収集できた。本研究の成果は、笑いがe-健康管理法の重要な項目であると共に、予防医学や介護予防への新たな展開が期待できる。
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