研究課題/領域番号 |
17500135
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学・ソフトコンピューティング
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
領家 美奈 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 准教授 (10303348)
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研究分担者 |
中森 義輝 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 教授 (30148598)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,570千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ファジィモデル / ナレッジモデル / システム科学方法論 / リスクマネジメント / 消費者購行動 / 需要予測 / 惣菜部門 / 領域拡張アルゴリズム / ベイズ推測 |
研究概要 |
本研究の目的は、評価における曖昧性に注目する「アンサンブル・モデル」と文脈の複雑性に注目する「コンテクスト・モデル」を綜合し、複雑性を同時に考慮した、評価・予測のための「ナレッジ・モデル」の提案を行なうことである。本モデルがより効果的に利用されるような、複雑かつ動的に変化するコンテクストをもつケースとして、バックヤードに調理場を持つスーパーマーケットにおける惣菜部門のマネージメントを対象としている。「ナレッジ・モデル」の提案にあたり「i-System」と呼ばれる知識の統合と創造のためのシステム科学方法論に基づき惣菜部門の需要予測問題に取り組む。具体的には研究ドメインを経営者の知識研究、消費者購買行動、需要予測モデルにわけ、そしてシステムの統合を行った。経営者の知識研究では、インタビュー調査をお惣菜部門マネージャーを被験者として行い、お惣菜部門運営に関する経営者の知識を収集し整理した。消費者購買行動研究では、アンケート調査手法を用いてスーパーマーケットをよく利用する一般の消費者を被験者として行い、お惣菜購入のための要因、お惣菜部門に関して感じることについて収集した。次に、質的に比較された経営者の知識と消費者購買の振舞いが比較された。これらを統合し、伝統的な需要予測モデルとシステムで思う方法と異なる、マネージャーの知識を用いて、需要予測モデルとシステム構築を行った。この研究で構成されたナレッジ・モデルは被験者であるマネージャーの経験と知識へおおいに依存するので、より広範囲に適用するためにはさまざまな周辺環境の多くの被験者による調査とシステム構築が必要となる。また需要予測について予測精度の合法化と他の要求予測モデルを使用する検討も今後の課題である。本モデルを利用してユーザーの知見や意見を生かすリスクマネジメントに貢献できることが示された。
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