研究課題/領域番号 |
17500168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報図書館学・人文社会情報学
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
守弘 仁志 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (90230143)
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研究分担者 |
大野 哲夫 (天野 哲夫) 熊本学園大学, 商学部, 教授 (60152211)
梅津 顕一郎 呉大学, 社会情報学部, 准教授 (90281526)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 社会学 / 社会情報 / 遠離島 / 情報化 / 地域づくり |
研究概要 |
本研究は放送及びインターネットサービス(ブロードバンド環境整備)が不十分な離島、特に大都市・県庁所在地から300km以上離れた遠隔離島(本研究では遠離島と定義づけた)において、それらが実現された場合住民生活・住民ネットワークや産業構造のどのような影響を与えるかを調査研究したものである。現地調査については(1)距離・通信において最も条件不利な地域(2)距離・通信において条件不利であるが人口規模が大きくコスト的に早期改善が見込まれる地域(3)両者の中間的性格を持つ地域、の3つに分類して、地域的性格を比較検討した結果、(1)として沖縄県島尻郡南・北大東地区、(2)として沖縄県八重山地区、(3)として沖縄県座間味地区を抽出し実施した。調査方法は自治体担当部署、情報化関速企業(通信事業者、ケーブルテレビ、コミュニティFM等)、地元商工会関係者、教育関係者、地域住民からの聞き取り調査を中心にした。調査期間中に沖縄県の全島ブロードバンド化計画が推進され、19年度末までに完了する計画であり、本研究はその計画の進捗と並行する形での調査研究となった。 ブロードバンド化によるインターネットの進捗に関する結果としては、特に観光的な資源を持つ地域では来客誘致にブロードバンド化されるという以前に来客自身がブロードバンド化を現地に要望する要因があったという側面、また新規に現地に移住してきたいわゆる新住民がブロードバンド化を現地に要望する要因があったという側面、があることが理解された。ただし、さまざまな側面において住民が居住期間などによって層化されている地域では住民層によってブロードバンド化のとらえ方が異なることも理解された。
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