研究課題
基盤研究(C)
分割表解析における最近の研究方向のひとつとして、Groebner basisに代表される代数的手法による解析が、統計学のみならず他方面の研究者からも注目されている。現在では、そこで用いられた代数的手法を基礎にして、分割表上のMCMC(Markov Chain Monte Carlo)を構成し、分割表のp値計算が理論的には実行できるようになっている。今までに行われているのは、2元分割表、3元分割表の交互作用なしモデルなどである。このような背景の下、特にある種の構造を持つ分割表、すなわち、4元分割表の条件付独立モデルに対し、実際にp値計算を行った。そのためのアルゴリズムの開発、Rでの実装、C言語での実装などをおこなった。4元分割表の条件付独立モデルは大きく4つのパターンに分類されるが、そのいつれに対しても、提唱のアルゴリズムは適用可能となっている。さらに、今後の研究の方向性として、比較的容易に任意元の分割表のグラフィカルモデルへも適用できるようになることもわかってきている。なお、当該研究期間中に、標本Pearson歪度分布の導出、正規性の検定などの関連研究もおこなった。
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COMPSTAT 2006, 17th Symposium of IASC-ERS, Aug. 2006.
COMPSTAT 2006, 17th Symposium of IASC-ERS
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In : Pae, Proceedings of the Seventh Asian Symposium on Computer Mathematics(S and Park, H. (Eds.))
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Abstrancts of 2nd German Japanese Symposium on Classification
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Journal of Symbolic Computation, submitted( ) (submitted)
COMPUTATIONAL STATISTICS & DATA ANALYSIS., submitted(発表予定). (submitted)