研究課題/領域番号 |
17500212
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 株式会社三菱化学生命科学研究所 |
研究代表者 |
松下 正之 株式会社三菱化学生命科学研究所, 研究部門・脳梗塞研究グループ, 主任研究員 (30273965)
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研究分担者 |
齋藤 憲 株式会社三菱化学生命科学研究所, 研究部門・脳梗塞研究グループ, 特別研究員 (70426584)
富澤 一仁 岡山大学, 大学院・医歯薬総合研究科, 助教授 (40274287)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 蛋白質導入法 / PTD / Calpain / TRPM7 / neuron / apoptosis / ischemia / NMDA / 脳梗塞 / 神経細胞死 / タンパク質導入 / カルシウム |
研究概要 |
本研究は、興奮性神経細胞死に重要な役割を果たす、蛋白質の立体構造や生化学的情報に基づき、細胞内情報伝達を制御可能な蛋白質や阻害ペプチドをデザインし、蛋白質導入ドメインと融合することにより、脳梗塞治療可能な分子プローブの開発を目的としている。 研究実績としては、蛋白質導入法の導入効率を高める改良を行った。蛋白質導入法では、マクロピノサイトーシスで細胞内に高分子が取り込まれるが、取り込まれた後の細胞質への放出効率が問題となっていた。我々は、インフルエンザウイルスのHAIIペプチドを利用する事により効率を高める事を報告した。また、蛋白質導入法を用いてcalpain, TRPM7の阻害ペプチドの作成を行い、培養細胞レベルで虚血性神経細胞死の検証を行った。その過程で、効果的な細胞内導入阻害ペプチドをデザインし、培養細胞での虚血性神経細胞死での効果を認め、論文としても報告した。以上の結果より、本研究によりタンパク質導入法を用いた興奮性神経細胞死の制御が可能になったと考えられる。今後は、生体レベルでの応用が期待される。
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