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新しいポリグルタミン病の原因遺伝子同定と分子病理の解明:蛋白からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 17500225
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関新潟大学

研究代表者

豊島 靖子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (20334675)

研究分担者 高橋 均  新潟大学, 脳研究所, 教授 (90206839)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード小脳変性症 / 1C2 / ポリグルタミン病 / ウェスタンブロッティング / 2次元電気泳動 / ポリグルタミン / 二次元電気泳動 / 脊髄小脳変性症
研究概要

臨床的、病理組織学的にこれまで報告のない小脳変性症の3家系、3剖検例について臨床症状、および病理組織学的所見を検討した結果、それぞれが独自の臨床症状を呈し、中枢神経系の障害部位が明らかに異なり、1C2免疫染色によって陽性となる多数の核内封入体もまた、それぞれ特徴ある分布で存在していることを確認した。そのうち、1家系1剖検例でSCA17のホモ接合体であることが判明した。SCA17ホモ接合体の報告はこれまで全くなく、臨床病理学的所見とあわせて報告した。
当研究所ではすでに、胎児脳cDNAライブラリーより単離された300個以上の新規クローンに基づく、増大CAG繰り返し配列を持つcDNAシークエンスとプライマーセットを開発しており、これを用いた未解明神経変性疾患の大規模スクリーニングシステムが確立している。未知の2家系についてはこれらのヒト脳で発現している増大ポリグルタミン鎖について増大の有無を確認中であるが、現在のところポリグルタミンの異常伸長を認めたものはない。
さらに1家系では通常のウエスタンブロッティング法により、1C2により染色、反応される蛋白の存在を確認している。同サンプルの2次元電気泳動とウェスタンブロッティングを行うことで、原因蛋白(ポリグルタミンを有する)と考えられるスポットを同定後、同定したスポットを単離し、MALDI-TOF MS(当研究所備品)を用いてポリグルタミン鎖を持つペプチドの周辺アミノ酸配列の決定を試みた。単離したスポットには短いポリグルタミン鎖を有する蛋白が含まれていたが、現在のところ原因蛋白の同定には至っていない。ポリグルタミン病患者群と対照疾患群を2-D DIGEで解析した結果、常にポリグルタミン病患者群で増加、あるいは減少しているスポットを数個同定した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Spinocerebellar ataxia type 17.2005

    • 著者名/発表者名
      Ttoyoshima Y
    • 雑誌名

      Gene Reviews (web site only)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Spinocerebellar Ataxia Type 17. In : GeneReviews at GeneTests : Medical Genetics Information Resource2005

    • 著者名/発表者名
      Toyoshima Y., Onodera O., et al.
    • 雑誌名

      Copyright, University of Washington, Seattle, 1997-2005. Available at http://www.genetests.org (database online)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Is motor neuron disease-inclusion dementia a forme fruste of amyotrophic lateral sclerosis with dementia? : an autopsy case further supporting the disease concept.2005

    • 著者名/発表者名
      Toyoshima Y., Tan F-T., et al.
    • 雑誌名

      Neuropathology 25

      ページ: 214-219

    • NAID

      10019361083

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Takahashi H Spinocerebellar ataxia type17.

    • 著者名/発表者名
      Toyoshima Y, Onodera O, Yamada M, Tsuji S
    • 雑誌名

      Gene Reviews 2005(web site only)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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