研究課題/領域番号 |
17500270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
齋藤 康彦 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (70290913)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 前庭代償 / 前庭神経核 / 膜特性 / 可塑性 / パッチクランプ / in vivo / 眼球運動 / ラット / 活動電位 / スライス |
研究概要 |
前庭代償前後において神経活動が変化する前庭神経核ニューロンはどのような特性を持つニューロンなのかを明らかにするため、我々はこれまで、健常動物における前庭神経核ニューロンの特性をin vivo標本においてホールセルパッチクランプ法を用いて調べ、3種類のスパイク後過分極(AHP)、4種類の発火パターン、3種類の過分極応答特性を明らかにした。本研究では、このような膜特性がin vivo標本においても見られるのかを調べるため、ラットのin vivo標本において、ホールセルパッチクランプ法による記録を試み、電流通電に対する電位応答を調べた。その結果、in vitro標本において得られたものと同じ膜特性がin vivo標本でも観察された。また、単相性のAHPを示すニューロンのほとんどがスパイクの発生が時間的に遅れる発火パターンを示し、二相性のAHPとスパイク後脱分極を示すニューロンのほとんどが電流通電に対し連続発火を示した。これらの特徴はin vitro標本で得られた特徴と一致するものであった。次に、自発発火の規則性についてin vitro標本で調べたところ、二相性のAHPを示すニューロンの発火パターンは規則的であったのに対し、一相性または一過性の脱分極が見られるAHPを示すニューロンの発火パターンは不規則であった。このような自発発火の規則性とAHPの関係はin vivo標本においても観察された。以上の結果から、in vitro標本で明らかになった膜特性、自発発火特性は、in vivo標本においても適用できることが明らかになった。
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