研究課題/領域番号 |
17500285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
松本 清司 信州大学, ヒト環境科学研究支援センター, 准教授 (40173893)
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研究分担者 |
森 政之 信州大学, 医学部, 准教授 (60273190)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,410千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 好酸球増多症 / ラット / マイクロサテライトマーカー / 原因遺伝子 / 遺伝子 / 好酸球 / 好酸球性肉芽腫 / 好酸球性炎症 / 心筋炎 |
研究概要 |
好酸球増多症を自然発症するMESラットについて、病態解析並びにマイクロサテライトマーカーによる原因遺伝子の解析を行った。これまで研究において、MESラットは好酸球増多を起こすが、主な病態は消化管にあって、ヒト好酸球増多症のように心肺には変化を認めないこと、第19番染色体上のD19Rat68、D19Rat8及びD19Rat2に好酸球増多(血球数で250/μ1以上)を示す主な原因遺伝子(eosl)があること、また多彩な交配実験の結果から好酸球増多には複数の遺伝子が関与している可能性を示唆する実験成績が得られている。本年度は、BNコンジェニックラットの病態解析並びにこのラットを用いた量的形質遺伝子座(QTL)の解析を行った。その結果、病態については、BNコンジェニックラットではヒト好酸球増多症と同様に、肺では気管支周囲の好酸球浸潤及び心臓では心筋炎がそれぞれ観察された。このことは、Cyba遺伝子とBNラットの何らかの背景遺伝子の共同作用によってヒトと同じ症状を示すことを示唆した。一方、原因遺伝子の解析については第2染色体上に新たに好酸球増多と強くリンクするピーク(D2Mgh19、D2Rat61、D2Rat66)が認められた(eos2)。更にバッククロス個体のマーカーを検討したところ、第3の遺伝子座として第1染色体上にD1Rat123、D1Ratl69、D1Rat301の関与が示唆された(eos3)。以上、本研究により、eos1遺伝子が好酸球増多の主な原因遺伝子であり、eos2とeos3もその病態に関与していること、更にヒト型好酸球増多症の発症には、これら遺伝子群とBNラットの何らかの背景遺伝子の相互作用が必要であることが分かった。
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