配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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研究概要 |
甲状腺組織の生化学的特性,特にTgの特性 (1)SDS-PAGEにより、Tg蛋白質を調べたところ、rdw甲状腺にはTg蛋白質が殆ど存在せず,且つ2量体を形成していない。(2)EndoglycosidaseHはhigh mannose ER-type Polysaccharides(G2320R Tgmutant)を分解する。この性質を利用して、+/+,rdw/rdw甲状腺を処理して、電気泳動したところ、rdw/rdw甲状腺が分解され、ERtypeであった。これは,COS-7細胞にtransfecした場合も同様であり,rdwのTgはERに留まる。(3)Westernblot解析により,シャペロンERp72,ERp29,ミトコンドリアHSP'。サイトゾールHSP90が新に見いだされた。前3者はrdw/rdwで増加している。(4)rdw甲状腺ではT_4がほとんど合成されていない,また,rdwではERストレスタンパクの発現がみられる。(5)rdw Tgは分解が遅く,長期間rdw Tgとシャペロンが結合した状態で存在する。(6)rdw細胞内に保持され,プロテアソームにより分解される。(7)rdwでは濾胞腔内にアポトーシスが起こっている。 rdwの海馬の電気生理学的特性 rdwラットでは海馬CA1領域におけるドーパミンD_2like受容体は興奮性に働いている新知見を見いだした。また、この現象は発達期におけるドーパミンD_2like受容体機能の残存であることを明らかにした。
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