研究課題/領域番号 |
17500395
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
高橋 和子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (10114000)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,740千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | かかわり学び創造プログラム / からだ気づき / 教師のインストラクション技術 / 教師の相互作用 / 安全で快適な授業の場づくり / 参画型授業 / 映像教材 / 教師の教授技術 / 映像教材(補助教材) / 安的で快適な授業の場づくり / 優れた教材 / 教師の相互作用技術 |
研究概要 |
本研究は、教師教育のための「かかわり学び創造プログラム」の開発を目的にしている。理論的には「からだ気づき」思想に依拠し、実践的には「からだ気づき」実習を多くの教育現場に導入する方法をとった。3年間にわたり、「教材開発」「授業実践」「映像教材」の妥当性を実証的に研究した。 具体的には次に示す4点から整理した。 (1)「かかわり学び創造プログラム」の開発は「からだ気づき」思想に依拠して開発された教材を、乳幼児から教員に至るまで実践した上で、多くの受講者にとって有効な実習を選別した。 (2)それらの実習の教授方法と内容の妥当性については、中学生や大学生に実践し、自他の心身を肯定的に受容できる効果が確認された。また、教授方法としては「教師のインストラクション技術」「教師の相互作用」「安全で快適な授業の場づくり」が際立つとともに、他者とのかかわりを重視していることが特徴的であった。 (3)「かかわり学び創造プログラム」を実現する為には「参画型授業」の方法が有効であることが明らかになった。 (4)「映像教材」として選別された11の実習(ねらい・やり方・実践場面)を教員に視聴してもらい、映像プログラムの妥当性を検証した。その結果、「からだ気づき」実習の体験の有無にかかわらず、指導できるとした教員が多くいたことから、教師にとって具体的な授業方法や内容の支援に有効であることが明らかになった。 今後の課題としては、さらなる映像教材の作成が必要なこと。その留意点としては、各発達段階における授業展開揚面や本研究者以外の指導者による授業提示なども加味する必要があること、などが考えられる。
|