研究課題/領域番号 |
17500413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 幸雄 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (10182560)
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研究分担者 |
海野 孝 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (30057129)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | スポーツ活動 / テニス / 家族 / 友人 / 定年 / 心身 / 社会的スキル / 自己効力感 / 夫婦 / 定年退職後 |
研究概要 |
定年退職を迎えた中高年者がスポーツ活動を行うことにより、自己に対する評価や自尊感情、家族や友人関係、共感性や他者に対する意識、あるいは体力に対する自信等がどのように変化するのかを明らかにすることが本研究の目的であった。 被験者は中高年の男女合わせて27名であった。生涯スポーツとして、多くの人々がプレーしているテニスを題材にして研究を行った。10回のテニスの講習会を開催し、講習会の前と講習会が終了した後での変化について検討した。 その結果、以下のようなことが明らかになった。 1)億劫になりがちであった日常生活が積極的になる傾向が見られた。 2)他人との関係を構築する力が大きくなる傾向が見られた。 3)家族による会話が増加する傾向が見られた。 4)身体のバランスがよくなり、怪我の防止に繋がることが明らかになった。 5)肩こりや腰痛の軽減に効果が見られるようであった。 6)体力の向上が見られた。 これらのことから、中高年者がテニスというスポーツ活動を行うことは、家族を含めた会話が増加し、他人との関係においても積極的に振舞えるようになり、体力的にも自信とが持てるようになることが明らかになった。このことは、スポーツが定年後の人生を実り豊かなものにするための手助けになることを示しているものと考えられる。
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