研究課題/領域番号 |
17500414
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 浩明 (2006) 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (40344890)
飯田 薫子 (2005) 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50375458)
|
研究分担者 |
豊島 秀男 自治医科大学, 大宮医療センター総合医学I, 助教授 (20197966)
山田 信博 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (40200729)
鈴木 浩明 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (40344890)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 骨格筋 / PPARδ / 運動耐容能 / 糖尿病 / 有酸素運動 / 糖代謝 / 脂質代謝 / PPARdelta / 遺伝子改変 |
研究概要 |
1.骨格筋特異的PPARδトランスジェニックマウスの作成 C57/BL6とKK/Taマウスにヒトαアクチンプロモーターと恒常発現型PPARδ cDNAを導入した骨格筋発現トランスジェニックマウスを作成した。C57/BL6では、インジェクションをした108匹中3匹でトランスジーンがゲノムにインテグレートされていたが、2匹で骨格筋にトランスジーンの発現がなく、1匹は骨格筋で発現を認めたものの不妊であった。 KK/Taマウスでのトランスジェニックマウス作成については、1回目のインジェクションでは7匹生まれたうち2匹がトランスジーン陽性であたが、1ラインは不妊、もう1ラインは骨格筋でのトランスジーン発現を認めなかった。2回目のインジェクションでは、14匹中2匹がトランスジーン陽性で、いずれも骨格筋でのトランスジーンの発現をRNAおよびタンパクレベルで認めた。得られた2ラインのトランスジェニックマウスを繁殖し、ホモマウスの作成を行った。以下は、KK/Taで作成した骨格筋特異的PPARδトランスジェニックマウスでの検討である。 2.骨格筋特異的発現PPARδトランスジェニックマウスの体重変化 普通食飼育下では、WTとヘテロ、ホモの3群に有意な体重の変化は認められなかった。 3.骨格筋特異的発現PPARδトランスジェニックマウスの運動耐容能についての検討 ワイルドタイプ(WT)マウスとトランスジェニックマウス(ヘテロ接合体、Tg)にトレッドミルにて運動負荷を行った。まず、60m/分のスピードで60分間負荷をかけた後、15分毎に1m/分ずつ速度を増加させ、歩行距離を計測したが、WTとTgで歩行距離に有意な差を認めなかった。 4.骨格筋特異的発現PPARδトランスジェニックマウスの血糖コントロール状況についての検討 WTマウスとヘテロTgマウスで、HbA1cに有意な差は認められなかった。 5.運動が骨格筋のアディポネクチン受容体(AdipoR)の発現に与える影響 アディポネクチンは、インスリン抵抗性を改善することが知られている。慢性運動はKKAyマウスのインスリン抵抗性を改善するが、慢性運動は、KKAyマウスの骨格筋のAdipoR1の発現を増加させた。
|