研究課題/領域番号 |
17500447
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
藤田 紀昭 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (40199344)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,240千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | ムーブメント教育 / 重度障害者 / MEPA-II / 障害者スポーツ指導者 / 学校 / 発達 / 運動 |
研究概要 |
本研究の目的は、重度成人障害者に対して定期的なムーブメント教育を提供し、運動・感覚・コミュニケーション領域における効果を明らかにすること。対象者にふさわしいムーブメントプログラム(運動の中味)を開発すること、地域において、卒後の重度の成人障害者に対する運動、レクリエーションプログラム効果的な提供のあり方(=重度障害者に対する運動スポーツの普及方法)を明確にし、養護学校等の卒後対策として提案をすることである。 今年度は平成18年度後半から引き続いてムーブメントプログラムの提供を行うと同時に、これまで開発してきた運動プログラムをより多くの重度障害者に体験してもらい、その汎用性を明らかにすること、および、卒後の運動プログラム提供の方法について明らかにした。具体的には個々人に応じたムーブメントプログラムを障害者施設において提供し、月に1回程度提供し、これらの運動プログラムの様子を個人ファイル、指導ファイル、ビデオにより記録し、プログラム内容、提供方法について検討した。結果、パラシュートやボールプール、風船等を使用した運動プログラムが有効であることが明らかになった。また、12ヶ月に一度(平成19年度1回)、MEPA-IIによるアセスメントを行った結果、対象者は姿勢面、運動面、コミュニケーション面において発達を示す部分と、低下を示す部分がまだらに表れることが明らかになった。障害の進展と発達のせめぎあいの結果だと推測される。 本研究で開発された運動プログラムは対象者の特徴を考慮し修正を加えることで、重度障害のある人から障害の軽い人まで汎用性があることが明らかになった。またこうしたプログラムを普及させていくためにICTメディアの活用、指導者養成プログラムでの情報提供等が有効であることが明らかとなった。
|