研究課題/領域番号 |
17500457
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 高知学園短期大学 |
研究代表者 |
山本 英作 高知学園短期大学, 幼児保育学科, 講師 (70390292)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ブラジル / サッカー像 / 歴史 / マリオ・フィーリョ / ダマータ / アントニオ・ソアレス |
研究概要 |
ブラジル・サッカーから連想されるイメージ、プレイスタイルの理想像、競技観や理念等を「ブラジル・サッカー像」と呼び、本研究ではその形成過程を歴史的に明かにすることを目的とした。予備調査として実施したブラジル・サッカー史研究の動向レビューから、ブラジル人による自国サッカー史の見方が大きく三つの時期を画して変化する傾向を指摘した。それらの各時期について、第一にブラジル・サッカー史叙述に作用した社会背景とサッカー界の動勢を明らかにし、第二に代表的な言説を提示した重要人物を取り上げ、言説を規定した思想的立場や研究手法を検討し、そして第三に各々の時期に出現するブラジル・サッカー像がどのようなものであったかを考察した。結果として、第1期(1940年代〜1960年代)にはマリオ・フィーリョ(Mario Filho)の言説に特徴的な「リオデジャネイロの黒人・混血選手に注目するローカルな見方」、第2期(1970年代〜1980年代)にはダマータ(DaMatta)に特徴的な「ブラジル社会を生きる国民[民衆]に注目するナショナルな見方」、第3期(1990年代〜現在)にはアントニオ・ソアレス(Antonio Soares)等に特徴的に見られる「世界の中にブラジル・サッカーを位置付けるグローバルな見方」という三つの見方に対応したブラジル・サッカー像が確認された。本研究の分析を通して、ブラジル人による自国サッカー史の見方の歴史的変化が「ブラジル・サッカー像」の形成過程にも影響を与えてきたのではないか、という仮説を検証した。
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