研究課題/領域番号 |
17500462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
衞藤 隆 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20143464)
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研究分担者 |
七木田 文彦 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40431697)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 学校保健委員会 / 健康教育運動 / Health Promoting School / 学校衛生 / 帝国学校衛生会 / 健康教育活動 |
研究概要 |
本研究は、学校保健組織活動(Organized Activity for School Health)について、その成立過程に遡り、米国の影響力を明らかにすることを目的としている。本研究の3年の研究成果は、以下の通りである。 (1)近年世界的に注目されているHealth Promoting Schoolsが日本においては、戦後復興期にみられた学校保健計画を基にして、今から50年以上前にその機能が成立していたことを明らかにした。 (2)学校保健計画に代表される学校保健組織活動は、発足当初は経験主義教育思想を背景として、各学校における自由なプランとして試みられた。しかしながら、学校保健法等の制度充実や朝鮮戦争勃発を期に加速する逆コース、つまり系統主義教育思想を背景として、学校保健計画は形骸化することになった。学校保健組織活動の起承転結を世界でもいち早く経験した日本の事例に着目し、学校保健組織活動を社会構造の中とらえ直した。 以上のように、日本における学校保健組織活動は、世界的にみて、半世紀も前に、その試みがなされていた。さらに注目される点は、学校保健組織活動は、学校教育を取り巻く教育思想の影響によって、その機能が大きく異なることから、各時代の学校保健組織活動を歴史的対立軸において比較し、機能と成立過程に着目し、考察・検討を行った。
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