研究課題/領域番号 |
17500463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
阿部 眞弓 東京農工大学, 保健管理センター, 助教授 (00184226)
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研究分担者 |
尾崎 哲則 日本大学, 歯学部, 教授 (20194540)
中村 靖 順天堂大学, 医学部, 講師 (70207926)
望月 友美子 国立保健医療科学院, 研究情報センター, 情報デザイン室長 (20221244)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 禁煙 / インターネット / 自己学習 / 女性 / 生活習慣 / 体重コントロール / 禁煙ケア / セルフコーチング / 行動療法 |
研究概要 |
平成17年度は、これまでに実用化した携帯電話を用いた双方向性禁煙支援コンテンツ利用による有効性の評価の調査結果を元に、女性を対象とし、自己学習機能を持つ禁煙教育プログラムコンテンツを開発した。 行動科学理論に基づくコンテンツ内容は、禁煙への行動変容のためのスキル習得用プログラム、食事管理および運動処方による体重管理を行うための基本コンテンツを準備した。Web上の調査アンケート画面から、当てはまる項目を選ぶことにより、結果に対応する適切なアドバイスを受け取ることができる。また、利用者各自が自分で記入し管理することができるように、ホームページから必要なサポートシート・情報を自由にダウンロードできるようにした。今回開発したコンテンツでは、自己学習型システム構築により、禁煙に必要な自己管理方法を、個人個人に適した個別のタイミングと本人の実行しやすいペースで習得できることを目指した。 あわせて、本プログラムの有効性を評価するためにアンケート調査用システムを構築した。本プログラムを稼動することにより研究調査を進めながら、18年度は、プログラム開始した利用者に対し、1週間〜1月ごとにアンケート調査を行い集計した。 本プログラムはインターネット上に公開し1年間の禁煙継続をサポートした。2006年7月7日から公開後、2007年3月17日までの閲覧者は1734人であり、その後の追跡調査では、そのうち306人が禁煙を開始した。禁煙を開始した306人を母数とし、直接メールに回答がない人についてもすべて禁煙失敗とみなす、最も厳しい算定方法で禁煙率を算定すると、4ヶ月、6ヶ月時点での禁煙率はそれぞれ46.7% (143人)、35.6% (109人)となった。 プログラム利用継続者数は、4週目87人(28.4%)、8週目37人(12.1%)、12週目8人(2.6%) 24週目1人(0%)であった。女性に対しては自己学習型禁煙プログラムは有用であるが、インターネット利用の場合、8週目までの時期を重点的にサポートすることが、より効果的であると考えられた。
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