研究課題/領域番号 |
17500503
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生活科学一般
|
研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
與倉 弘子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (50165784)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 衣生活 / 環境教育 / リサイクル / 衛生用品 / 寝具 / 紫外線 |
研究概要 |
本研究は環境問題に配慮した衣生活様式を支援、推進するための環境学習プログラムの開発を目標とする。ここでは環境学習の具体的題材として「繊維製品のマテリアルリサイクル」「吸水性衛生材料の消費とリサイクル」「紫外線遮蔽繊維製品の有効利用と健康な衣生活」を取り上げ、以下の成果が得られた。 1)繊維製品のマテリアルリサイクル:寝具の廃棄と再利用に関する実態調査を行った。廃棄寝具の回収方法は自治体によって異なり、回収方法に関する啓蒙活動の必要性が示唆された。寝具の性能としては、枕の熱移動特性と温熱的快適性の関係、再生わたの繰り返し圧縮による厚さ変化を評価して、リサイクルわたの性能設計に関する指針を得た。また、大学生を対象として衣服の廃棄と再利用に関する意識調査を行なった結果、リサイクルに関する知識が不足しており、環境教育の必要性が示唆された。小学生を対象に、繊維製品のリサイクルに関する教材開発と授業実践を行なった。 2)吸水性衛生材料の消費とリサイクル:ペーパータオルや婦人用衛生用品の素材特性と使用感の関係を評価した。繰り返し使用できる布製パッドとの併用や、再生紙を用いた使い捨て不織布の設計に資する知見を得た。 3)紫外線遮蔽繊維製品の有効利用と健康な衣生活:幅広い年齢層について紫外線に関する意識調査を行った。有害紫外線の人体への影響は知っているが、それを軽視して対策を行ない傾向が男性に多くみられ、環境学習の必要性が示唆された。また、中学生、高校生、一般市民を対象に、簡易型紫外線強度計を用いた学習プログラムによる授業実践を行ない、その有用性を確認した。
|