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植物性エストロゲンを含む大豆食品と内分泌かく乱物質のエストロゲン様相互作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500546
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関京都府立大学

研究代表者

川添 禎浩  京都府立大学, 人間環境学部, 助手 (00224783)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード植物性エストロゲン / 大豆食品 / 内分泌かく乱物質 / エストロゲン様作用 / エストロゲン様相互作用
研究概要

環境汚染物質、農薬、食品容器の溶出成分などの合成化学物質が内分泌かく乱物質として生体影響する可能性が指摘されている。それらの多くはエストロゲン様作用を示し、大豆などに含まれるイソフラボン類も同様な作用を示すため植物性エストロゲンと呼ばれ同列に扱われている。しかし、実際の生活では大豆食品と合成化学物質は両方摂取されていると考えられ、その影響に注目する必要がある。
本研究では、卵巣摘出マウスを用いて、ヒトの摂取量レベルのイソフラボン類を含む大豆食品が、内分泌かく乱作用を疑われる合成化学物質に対し、エストロゲン様作用に関して相加や拮抗など相互作用をもつかどうか検討した。
大豆食品として大豆水抽出物の煮汁を作り凍結乾燥物を調製し、それに含まれるダイジン、グリシチン、ゲニスチン、ダイゼイン、グリシテイン、ゲニステインをHPLCで分離定量し、総イソフラボン含量を求めた。大豆ミルクからの乳幼児のイソフラボンの摂取量(10mg/kg/day)に相当する量の総イソフラポンを含む煮汁凍結乾燥物の量を算出し、それを投与量とした(1900-6600mg/kg:凍結乾燥物の調製毎の違いによる)。
6週齢のICR系雌性マウスの卵巣を摘出した。植物性エストロゲンを含まないAIN-76A精製飼料による飼育下、ヒトの摂取量レベルのイソフラボン類を含む煮汁の14日間経口投与と併用して、ホルモン剤ジエチルスチルベストロール(DES)0.05mg/kgあるいはポリカーボネートの原料ビスフェノールA(BPA)300mg/kg、農薬メトキシクロル(MX)50mg/kgを3日間経口投与した。エストロゲン様作用としての相対子宮重量(体重比)は、煮汁+DESの併用、煮汁+MXの併用では、DES、MXそれぞれの単独に対して増加傾向がみられたが、煮汁+BPAの併用では、BPA単独に対して増加傾向がみられなかった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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