研究課題/領域番号 |
17500586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
村上 忠幸 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (20314297)
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研究分担者 |
広木 正紀 京都教育大学, 教育学部, 教授 (30115977)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 探究学習 / 教員養成 / 教員研修 / 理科教育 / 前仮説段階 / 興味・関心 / オランダの教育 / 探究の場 / 個別学習 |
研究概要 |
興味・関心に基づく理科の探究学習を実現するために「前仮説段階を考慮した探究過程」の理論モデルを適応し理論と実践の円滑な相互作用のもとで興味・関心型の探究学習のすがたを明確化することができた。また、その定着を図るための教員養成・教員研修に係る教材・プロセスを開発し、実践的活用を通じて、有効性を検討した。具体的には以下のような成果があった。 (1)「前仮説段階を考慮した探究過程」の理論モデルを適応し、興味・関心に基づく探究学習の授業実践を探究的に省察することが可能となり、授業研究を通じて実践から理論への議論が成立した。 (2)探究学習を実現するという観点から、学生(教員養成による)および教員(教員研修などによる)の探究に関わる意識改革や資質・能力の向上を図るために、「自由研究」を取り入れたプログラムを実施・検討し、有効であることが示唆された。 (3)小学校教員に対しては、学校における理科の探究を実現するマネージメント・コーディネート(学校の理科教育を企画・運営・指導する)というあらたな役割を提案し、そのための教員養成・教員研修のプログラムを実施した。 (4)興味・関心に基づく探究的な教材・プロセス・カリキュラムの開発と評価システムを検討について検討した。 (5)国内外の探究に関わる教材・プロセス・カリキュラム開発および教員養成・教員研修の実態調査を行い、様々な探究学習のすがたとその多様性について捉えることができた。また、日本型の探究学習があることも確認できた。
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