研究課題/領域番号 |
17500598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
中林 健一 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (60201670)
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研究分担者 |
境 幸夫 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (50041059)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 教員養成 / グリーンケミストリー / 教育手法 |
研究概要 |
初年度は太陽光を利用する環境調和型反応系のスモールスケール実験手法の開発を行った。これまでに、この反応は(a)太陽光を利用できること。(b)屋外で、しかも試験管の中で、誰でも簡単に光反応が行えること。(c)二酸化炭素を有機物質に取り込む(固定化させる)ことができることを明らかにした。化学実験の小スケール化は、有害廃棄物を減らし環境低負荷を実現する観点と実験時間の短縮と安全性の向上が重要な検討課題であった。その結果、カルボン酸の収率を保持したまま光照射時間の短縮が可能となった。また、太陽光を効率よく照射するために光反応装置を開発した。次に、水を溶媒とする反応系の開発をめざしたが、環境負荷をかけないゼロエミッションシステムの構築を設計できた。 次年度はグリーン・ケミストリー教育のための教材化の検討を行った。その結果、学生に新しく開発したグリーン・ルートによる「有機光化学体験実習」をさせて、グリーン・ケミストリーの考え方を学習させることができた。また物質資源のリサイクル利用(循環型資源)や環境負荷を最小とする化学物質の開発利用、環境調和・修復のための化学技術などについて成果を学会で公表した。
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