研究課題/領域番号 |
17500620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
洞口 俊博 独立行政法人国立科学博物館, 理工学研究部, 研究主幹 (00238768)
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研究分担者 |
縣 秀彦 自然科学研究機構国立天文台, 天文情報公開センター, 准教授 (30321582)
大西 浩次 長野工業高等専門学校, 一般科, 准教授 (20290744)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,370千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 科学教育 / 地学 / 天文 / 宇宙物理 / 光学赤外線天文学 |
研究概要 |
中学生や高校生の「理科離れ」は、最近の理数科系教育の大きな問題の1つである。本研究の目的は、コンピューターによる実際の画像解析を通じて、宇宙の広がりや天体の特徴、それらを今日のように理解するに至った研究者の足跡を追体験できるような教材を開発し、子どもたちに理科への興味をもたせ、論理的思考力、創造性、独創性の育成を進めることである。 初年度は、中高生向け教材として「ハッブルの法則」「超新星の明るさと銀河の距離」、小学生高学年向け(発展的学習)教材として「星の明るさを測ろう」「小惑星を見つけよう」の開発を行った。画像は国立天文台等で得られた本格的観測画像から選び、カリキュラムの開発にあたっては、学校教員を含む研究協力者の協力も得て、進められた。またそれにあわせて、カリキュラムで使用する画像解析ソフトウェアの開発も行った。次年度はさらに、高校生向け教材として「星の等級と明るさの関係」、中学生向け(発展的学習)教材として「太陽の自転周期を求めてみよう」「恒星のHR図を作ろう」の開発を行った。また「光の色と星の色」教材や「ハッブルの法則」教材の改訂なども行われた。最終年度は、高校生向け教材として「太陽黒点の温度を求める」の開発を行うとともに、実践授業の結果に基づいて、「超新星の明るさと銀河の距離」等の教材の改良を行い、授業前後にとったアンケートや授業中の生徒のワークシートの分析を通して、その教育効果についての定量的な評価を行った。 開発教材の普及については、学校の教員や博物館・科学館、公開天文台職員等を対象としたワークショップを開き、集録を作成して、教材利用の促進と広報に活用している。また、これらの成果はインターネットでも公開を行っている。
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