研究概要 |
本研究では, 軽度発達障害児や軽度知的障害児などの学習困難児を含む通常学級におけるコンピュータ利用学習の効果を検討することを目的とした。国語分野や算数分野に関する, 小学校通常学級児童を対象とするコンピュータ教材を開発し, 通常学級で適用できることを確認するとともに, 典型発達児の解決過程を詳細に分析することができた。一方, 学習困難児もその認知特性に配慮したヒント等を教材に付加することにより, 繰り返しの学習の中で, 学習の成果を得ることができた。一部の研究では, 実際に, 一斉授業スタイルの中で, 学習困難児が級友と共に楽しく学習することができた。
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