研究課題/領域番号 |
17500624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
林 俊成 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (70287994)
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研究分担者 |
佐野 洋 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30282776)
藤村 知子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (20229040)
鈴木 美加 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (90226556)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,750千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 日本語教材 / e-learning / LMS / ビヘイビアログ / 漢字学習 / IT教材 |
研究概要 |
本研究では最新のIT技術およびIT環境を活かし、外国人学生が日本語を学ぶための学習システムを構築し、その利用履歴や達成度をフィードバックしつつ改良を加えて効率的に日本語を修得できる環境を完成させることを目的とする。システムではマルチメディア技術を活用した日本語教材を提示し、これを用いる学習者の挙動や学習状況をきめ細かく記録すると共に、学習の到達度の情報と組み合わせて、学習の弱点を的確に把握して補う仕組みを追求すると共に、効率的な学習教材の作成、学習しやすいページ構成の模索を行う。そして、語学学習で重要な4つの技能である「聞く,話す,読む,書く」の効率的な学習に直結するシステム構成や教材内容を追求する。また、研究成果を実際にe-Learningシステムに実装し評価を行う。 本研究の成果は、実際に作成した日本語教材をe-Learningシステムに通じて、実際に台湾の大學の一年生日本語学科の学生たちに利用させて、学習効果の評価を行った。評価方法には教員の所見、ビヘイビアログの解析とアンケート結果の分析を用いた。この結果、教員の所見により、利用者の日本語修得度で、利用方法が異なることがわかった。また、学習上、利用頻度が低く、学習にあまり寄与しない教材や、難易度が高く利用が避けられている教材があることもわかった。本研究の成果により、今まで開発者サイドか利用者サイドによる言語教材評価に加えて、客観的なアクセスログで教材を評価可能であった点にある。これからもCALL教材作成に新しい評価方法に影響を与えるものであると考えられる。
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