研究課題/領域番号 |
17500628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
角田 博保 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (70152600)
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研究分担者 |
赤池 英夫 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (00262379)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 解析・評価 / 教育工学 / マルチモーダルインタフェース / ユーザインタフェース / e-ラーニング |
研究概要 |
e-ラーニングシステムを教師主導型の集合教育(対面教育)に適用し、集合型の長所を最大限に活かしつつ、e-ラーニングの長所を取り入れた新しい授業形態を実現し、教育の質を向上しようという目的のために、即応型e-ラーニングシステムSHoesの開発を行った。主な成果は以下のとおりである。 1.システムの完成 SHoesは実際の講義での実用的利用、得られた知見に基づく改良という手順によって開発・改良されている。SHoesの基本部分は17年度に完成した。さらに付け加えた新たな機能としては以下があげられる。 (1)協調組織学習機能 組織学習と協調学習を支援する機能を追加した。 (2)アニメーション機能 表現をより豊かにするためにアニメーション機能を追加した。さらに、講義資料の作成を支援するシステムを作成した。これには、アニメーションを手軽に作成できる機能も導入した。 2.講義での利用 17年度後学期以降、各学期でSHoesを実用的に講義(70人程度)において使用している。アンケート調査の結果、学生からの印象は良好であった。組織学習、協調学習の機能の有効性を調べるために、3回講義にて使用し、学生のモチベーションが向上するといった結果が得られた。また、アニメーション機能も、学生から良い評価を得た。目標としていた、提示シートに基づいたコミュニケーションの場の創成と協調学習はともに実現され、その結果、教育の質の向上がはかられている。 3.研究結果の公表 得られた結果は情報処理学会「コンピュータと教育」研究会にて4回発表し、それらの結果をまとめた論文は採録された。
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