研究課題/領域番号 |
17500677
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 佐世保工業高等専門学校 |
研究代表者 |
吉田 克雅 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (20141955)
|
研究分担者 |
三橋 和彦 (三橋 秀彰) 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (60311114)
高比良 秀彰 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 講師 (80249896)
茂木 貴之 佐世保工業高等専門学校, 学生課, 技術職員 (00399263)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
2,920千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 120千円)
2007年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | プログミラミング教育 / ビジュアルプログラミング / 体験型学習 / ロボット制御 / ブロック / プログラミング教育 |
研究概要 |
従来のコンピュータ操作主体の標準的プログラミング教育法は、学習意欲や定着度を高く維持することが困難であることがしばしば指摘されてきた。そこで本研究では(1)ロボットを組み立て(2)制御プログラムを作成し(3)動作試験させる一連の「実体験」を重視したプログラミング教育法を提案し、教材の作成と改善をPDCAサイクルを利用して図った。その結果、参加者の70〜90%が理解可能な教材を開発することに成功した。さらにビジュアル言語からC言語を用いたプログラミング教育へ移行する教材開発を行った。接続性を重視するため言語以外は課題を共通化したところ、アイコン操作主体のプログラミングから文字ベースのコーディングへ円滑にスパイラルアップ可能な教材を開発できた。また処理系や操作法がPC環境に依存しないようWindowsとMacOSXいずれの環境においても利用可能な教材を整備した。その結果、小学生高学年から高専低学年までの幅広い年齢層がロボット制作を楽しみながら自然にC言語学習へ進むことが可能な学習コースを構成することに成功した。さらにセンサーの計測データを視覚的に提示することによって高い関心が得られることを見出した。そこで環境探査や身近な電子機器の動作を主題とした学習教材を製作し前述の学習コースに統合した。教材の有効性は各種出張授業や校内外における科学イベント等で使用しアンケート調査を行うことによって検証した。その結果専門性が高い内容であっても、本研究で開発した体験型教材を利用すれば高い意欲を維持しつつ学習効果を上げることが可能であることを見出した。以上の研究を通して得られた成果は国際教育研究集会等において発表し学術論文として公表した。
|