研究課題
基盤研究(C)
1.『地理学者の戦時期著作目録』を2006年に刊行した。その内容は、本目録の作成目的と採録対象、戦時期地理学関係文献目録の整備状況、本目録の作成方法、本書の鍵語(キーワード)、目録、事項索引、地名索引、人名索引からなる。目録の部では、著者別・発表年別に採録文献を配列した。その際、主要な文献については主要な目次を付記し、あわせて、各人の著作目録類がある揚合はそれを示し、各人の当時の所属機関や職階等を可能な限り記した。2.「戦時期日本の地理学・地理教育研究の傾向」を『高知大学教育学部研究報告』第67号(2007年)に発表した。その内容は、序言、主要な地理学・地理教育文献の分類、分析と考察、主要な研究者の勤務先と戦後の動向からなる。3.「戦時期日本の地理学・地理教育を掘り起こす」を『地理』52巻2〜7号(2007年)に発表した。当時の主要な地理学者・地理教育者の勤務先を示し、全体的な傾向を総括した。また、戦時期の日本で刊行された地理学関係翻訳書を内容別に分類、整理したうえで、全体的な傾向を考察した。4.「山崎直方・佐藤伝蔵編『大日本地誌』の地理学史的意義」を『高知大学教育学部研究報告』第68号(2008年)に発表した。『大日本地誌』全10巻(1903〜1915年刊)は、刊行時期および内容において、近代地理学の成立前夜の記念碑的な出版物であったこと、また、明治初期に由来する政府編纂の日本地誌の流れを汲む産物ではなく、日本帝国の領土が著しく拡大して国民の国土への意識が高まった時期に大出版社によって企画された商業的出版物であったことを明らかにした。
すべて 2008 2007 2006 その他
すべて 雑誌論文 (11件) 図書 (3件)
高知大学教育学部研究報告 68
ページ: 179-188
40015920066
Bulletin of the Facalty of Education, kochi University No.68
高知大学教育学部研究報告 67
ページ: 121-134
Bulletin of the Facalty of Education, kochi University No.67
40015411405
地理 52(4)
ページ: 125-127
地理 52(5)
ページ: 124-127
高知大学教育学部研究報告 67号
地理 52・2
ページ: 121-125
地理 52・3
ページ: 123-125
Geographers : Biobibliographical Studies 25(印刷中)
Bulletin of The Faculty of Education, Kochi Uni. 66(印刷中)