研究課題/領域番号 |
17510045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田代 聡 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (20243610)
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研究分担者 |
孫 継英 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助手 (80397926)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 放射線障害 / 細胞核高次構造 / バイオイメージング / DNA二本鎖切断 |
研究概要 |
放射線照射後の遺伝子修復における核高次構造変化の検討するために、放射線照射後に複数の遺伝子修復関連タンパク質が形成する放射線誘発核内フォーカスの局在の関連を、間接蛍光抗体法と直接蛍光抗体法を組み合わせたマルチカラー免疫蛍光抗体法を用いて解析した。この手法を用いて、正常、ATM欠損およびligaseIV欠損ヒト繊維芽細胞株におけるFK2,γH2AX、53BP1、RAD51フォーカスの局在関連を経時的に解析した。その結果、正常細胞では2Gy放射線照射30分後まずFK2フォーカスがγH2AXフォーカスと共局在し、ついで53BP1フォーカスがこれらのフォーカスと共局在することが明らかになった。12Gyでは放射線照射6時間以降になって初めてこれら三者が共局在することが明らかになった。一方、ATM欠損細胞では、2Gyおよび12Gyγ線照射においてともにこれらの放射線誘発核内ドメインの形成が著明に抑制されていることが明らかになった。さらに、末端融合修復機構の障害をもつligaseIV欠損細胞では、RAD51フォーカスの形成が著明であり相同組換え修復機構が活性化されていることが示唆された。ligaaseIV細胞では、12Gy照射6時間後におけるγH2AXとFK2、24時間後のγH2AX/RAD51/53BP1/FK2の共局在が著明に増加しており、相同組換え修復機構とタンパク質のユビキチン化脱ユビキチン化機構の関連が示唆された。現在、生細胞実験系と紫外線マイクロ照射法を組み合わせることにより、ゲノム損傷誘導直後からのこれらゲノム修復関連蛋白質の動態解析を進めている。
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