研究課題/領域番号 |
17510062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
宮崎 清 千葉大学, 工学部, 教授 (90009267)
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研究分担者 |
三橋 俊雄 京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (60239291)
庄子 晃子 東北工業大学, 工学部, 教授 (20085476)
植田 憲 千葉大学, 工学部, 講師 (40344965)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 資源循環型 / サステイナブル / 伝統文化 / 環境技術 / 環境材料 / 環境対応 / 環境調和型 / 農林水産 |
研究概要 |
本研究は、日本各地において培われてきた資源循環型生活の知恵について、今日まで継承されてきた諸事実、ならびに、過去において行われていた諸事実を多面的・体系的に採集し、データベースを構築するとともに、それらに基づき、21世紀において求められる生活指針を導出することを目的としたものである。 日本各地における生活形態に基づき、(1)伝統的平野村、(2)伝統的山村、(3)伝統的漁村、(4)伝統的都市、(5)新興都市の5つの地域特性に応じた資源循環型生活の形成に関する知恵についての文献調査・現地調査を進め、データベースへの集積を行った。 集積した資源循環型生活に関するさまざまな知恵を整理・分類し、それらが、「いただく」「むだをなくす」「やくだてる」「つかいつくす」「いたわる」「かえす」「いつくしむ」といった人びとのものに対する態度・感情が内包された「やまとことば」によって支えられていることを明らかとした。また、そこから、21世紀にあって求められる資源循環型社会を構築するにあたっての指針を得た。 その結果、以下を明らかとした。(1)企業や行政が中心となって行う資源循環型社会の構築に向けた活動は、今日に継続して推し進めるべきである。(2)資源循環型社会の構築にあたっては、生活者が主体となった資源循環型生活の実践が極めて重要な位置づけにある。(3)21世紀においては、地域社会において継承されてきた伝統的な資源循環に関する知恵を、国・地域が誇る貴重な生活文化として再確認・再認識し、それらの活用を通じた継承を図ることが重要である。
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