研究課題/領域番号 |
17510144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 順天堂大学 (2006-2007) 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター (2005) |
研究代表者 |
廣津 信義 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90360726)
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研究分担者 |
宮地 力 独立行政法人日本スポーツ振興センター, 国立スポーツ科学・センタースポーツ情報研究部, 副主任研究員 (20157647)
伊藤 雅充 (伊藤 雅光) 日本体育大学, 講師 (20307995)
田口 東 中央大学, 工学部, 学部長,教授 (50114533)
濱野 光之 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (00138364)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,670千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | バレーボール / ゲーム理論 / 戦術 / スポーツ |
研究概要 |
IT技術の普及に伴い、スポーツの分野でもパソコンを利用して効率よくデータ集計できる各種のゲーム分析ソフトが開発されている。本研究では、バレーボールを対象として、従来のデータ集計の機能に加えて、ゲーム理論の知見を活用して相手チームとの駆け引きを考慮した上で戦術分析できるゲーム分析ソフトを開発した。具体的には、アタック・ブロックにおける駆け引きを零和ゲームとして数学モデル化し、入力データを基にミニマックス戦略を策定するアルゴリズムを具備したプログラムをVisual Basicにて開発した。これにより、試合後に録画映像を観察しながら最適戦術について分析できるのみならず、リアルタイムで入力されたデータから算出された戦術を即時に現場でフィードバックすることが可能となった。さらに順天堂大学に映像データ配信用サーバーを立上げ、国立スポーツ科学センターにて開発された映像データベースシステム(SMART System)とインターネットを介してリンクすることで、サーバー上の映像の閲覧と書き込みが可能となっている。一方、スポーツへのゲーム理論の応用研究という点では、関東大学バレーボールリーグ戦で収集されたレセプションアタック局面でのアタック・ブロックに関するデータに本手法を適用することで、戦術の配分をゲーム理論の観点を交えて考察する分析方法を提案した。また、バレーボール以外では、サッカーの試合について零和ゲームおよび非零和ゲームとしての数学モデル化を行い、布陣変更の戦術の最善策と最悪策の定量的な検討を行う手法を提案するとともに、勝点制の下での両チームが協力することでの利得について数値的に考察した。
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