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個体レベルでのレトロトランスポゾン研究のためのモデルマウスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17510158
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎ゲノム科学
研究機関大阪大学

研究代表者

堀江 恭二  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (30333446)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードレトロトランスポゾン / IAP / マウス / ゲノム / 遺伝子発現
研究概要

本研究では、intracisternal A particle(IAP)レトロトランスポゾンをモデルとして、レトロトランスポゾンとゲノムの相互作用を調べるためのモデルマウスの開発を行った。我々が新たに単離したIAP配列を有すトランスジェニックマウスを作製した。このIAP配列は、マウスの急性白血病細胞において転移を認めたものとして単離された経緯がある。そこで、IAPの転移により腫瘍が誘発される可能性を考えて観察を続けたが、明らかな腫瘍形成は認められなかった。そこで、このマウスの生体内におけるIAPの転移効率を調べたところ、同じIAP配列を用いた培養細胞レベルでの実験に比べ、著しく転移効率が低かった。これより、マウス生体内においては、導入したIAP配列の活性を積極的に抑える機構が存在する可能性が示唆された。そこで、ゲノムのエピジェネティックな制御に欠陥があるノックアウトマウスに対して、本研究で作製したIAPトランスジェニックマウスを交配させたところ、マウス生体内において転移反応が増大したと考えられる予備的結果を得た。これより、我々の作製したマウスが、レトロトランスポゾンによるゲノムの攪乱に対する防御機構を調べるためのモデルとなる可能性が示唆された。また、IAP配列がマウスのゲノム上で様々な転写を誘発してトランスクリプトームの形成に影響を与えていることと、IAPの分布がマウスの系統間で大きく異なることを明らかにした。これより、IAP配列が、マウスの系統問の遺伝学的形質に影響している可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Retrotransposons influence the mouse transcriptome : implication for the divergence of genetic traits

    • 著者名/発表者名
      Horie K, et al.
    • 雑誌名

      Genetics (印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Retrotransposons influence the mouse transcriptome : implication for the divergence of genetic traits

    • 著者名/発表者名
      Horie K.
    • 雑誌名

      Genetics (In Press)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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