研究課題/領域番号 |
17510222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
伊田 久美子 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (20326242)
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研究分担者 |
足立 眞理子 お茶の水女手大学, ジェンダー研究センター, 准教授 (10347479)
木村 涼子 (木村 凉子) 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (70224699)
熊安 貴美江 大阪府立大学, 総合教育研究機構, 准教授 (90161710)
前川 真行 大阪府立大学, 総合教育研究機構, 専任講師 (80295675)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,780千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ジェンダー / フリーター / 若年女性 / 主婦パート / アンペイド・ワーク / 非正規雇用 / 女性 / 雇用 / 生活 / 調査 / 生活時間 |
研究概要 |
(1)初年度に実施した「若年女性の雇用と生活調査」(大阪女性大学卒業およそ1000人を対象とする郵送調査)で得られた回答の中間報告を踏まえ、合わせて実施したインタビュー調査も含めて、さらに詳細分析を試みた。 (2)また、教育社会学上、労働経済学等の分野におけるフリーター研究や、政府によるフリーター定義の再検討をふまえて、分析結果を検討した。その結果、若年女性フリーターの職業選択とジェンダー意識には、従来主張されてきたような関係はほとんど見出すことはできず、卒業年の景気と求人状況に大きく左右されていることがわかった。 (3)フリーターの定義から「主婦パート」を排除する従来研究の概念枠組みは、「主婦パート」と若年フリーダーの違いを強調する分析を誘発しがちであったが、両者には共通点のほうが多いことを前提に、「主婦パート」としての既婚女性フリーターの排除は、女性のみの結婚によるフリーター離脱というジェンダーバイヤスを生じさせうること、そしてこれは未婚女性フリーターへの対策をも左右する偏向であることを指摘し、アンペイド・ワークの負担を含む、非正規不安定雇用形態としての分析枠組みの方向性を示すことができた。 (4)上記の成果を海外調査結果とともに、最終報告書としてまとめることができた。
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