研究課題/領域番号 |
17520077
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
守屋 正彦 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90272187)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,410千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 週本の儒教絵画 / 江戸時代 / 仏教 / 禅宗 / 林羅山 / 孔子像 / 湯島聖堂 / 勧戒画 / 聖賢図 / 日本の儒教絵画 / 仏教・禅宗 / 儒教 / 狩野派 / 江戸前期 |
研究概要 |
本研究は林羅山の忍岡聖堂が幕府教学として位置づけられ、湯島聖堂に移設された礼拝諸像を中心に、江戸前期の狩野派が関与し、礼拝空間を荘厳した儒教絵画資料の、悉皆調査を当初の目的とした。 平成17年、18年と資料調査を進めるに当たり、次第に湯島聖堂に関する資料が近代に至って分蔵されていたことから、調査先を当初の予定より広げ、資料調査を行い、また文献調査では大学図書館を中心に江戸東京博物館、国立国会図書館、国立公文書館、東京国立博物館などで調査を進めた。 とくに研究の対象を「礼拝に係る絵画」、「儒教が及ぼした影響下の絵画」、また「道釈人物に係る儒教絵画」に絞り考察を進めた。その結果、近世の儒教絵画が前代まで文化の主流であった仏教、とくに禅宗の影響を色濃く残しながら発展したものであったことが確認できた。 当時は新規な大陸文化である儒教の緩やかな浸透を図ったと解釈できるが、あえて禅宗のイメージを造形を行ううえで援用し、日本独自の儒教美術が成長していたと結論付けた。
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