研究課題/領域番号 |
17520133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 岩手県立大学盛岡短期大学部 |
研究代表者 |
松本 博明 岩手県立大学盛岡短期大学部, 教授 (20310146)
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研究分担者 |
佐々木 民夫 岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (60105070)
大石 泰夫 盛岡大学, 文学部, 教授 (50233028)
須藤 宏明 盛岡大学, 文学部, 教授 (60275584)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,540千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 郷土文学 / 岩手県 / 受容 / 宮沢賢治 / 岩手教育 / 民俗芸能 / 鈴木彦次郎 / 地方新聞報道 / 岩手俳句界 / 中央と地方 / 中央文壇の享受 / 地域新聞報道 / 郷土 / 方言 / 宮澤賢治 / 「修学旅行復命書」 / 伝播 / 岩手郷土文学の研究 / 郷土教育 / 山崎和賀流 / 風土性俳句 / さんさ踊り |
研究概要 |
岩手県をフィールドとし、そこで生み出された郷土文学といわれる文学的作品、営為が地域においてどのように受容され、機能し、意義付けられてきたか、地域の視点に立って考察することを助成期間の目的と位置づけ、3名の共同研究者および1名の研究協力者によって合計7回の研究会を開催、研究の方向性、内容を共有しながら、それぞれの持つ専門分野からの調査、研究を試みた。その結果助成期間中に「岩手郷土文学研究」第6号〜第8号の3冊の報告書を作成刊行、全国の研究機関、研究者に送付して、評価を受けた。本報告書には研究の目的・実施計画として掲げた、作品の研究状況、教育現場の受容、マスコミの報道などの受容形態の把握、関連資料、伝聞資料等の収集を通じ郷土文学を多様な視点から考察した論考、調査報告を発表した。具体的には「「岩手教育」における「郷土文学」受容の問題-教育現場における郷土の再発見ということ」「訪れし人々(一)-「岩手日報」「岩手毎日新聞」に見る文壇の位相」(松本博明)「宮沢賢治と岩手県」「宮沢賢治〔修学旅行復命書〕-旅における生まれ故郷・ふるさとへのまなざし」(佐々木民夫)「民俗芸能の伝播」「「盛岡さんさ踊り」-イベント祭りと民俗芸能作品と研究状況」(大石泰夫)「鈴木彦次郎の初期文学に関する一考察(二)-大正末年から昭和二年までの雑誌文献調査報告を中心に」(須藤宏明)「山崎和賀流論(二)-その到達点と郷土文学としての俳句の可能性に触れて」「岩手県俳句界の現状に関する調査報告」(豊泉豪-研究協力者)の8本である。またこれらの論考、報告には、論文としての価値を有するだけでなく、巻末に資料収集、調査結果に基づく詳細なデータ、表が掲げられており、斯界の郷土文学研究に貴重なデータとして、送付した研究者から高い評価を得ている。
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