研究課題/領域番号 |
17520150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
丹治 愛 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90133686)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,850千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ヴィクトリア朝 / 生体解剖論争 / 動物愛護文化 / 文化研究 / H・G・ウェルズ / モロー博士の島 / 生体解剖 / 動物愛護 / ヴィクトリア朝の科学 / 『フォースタス博士』 / 『モロー博士の島』 / マッド・サイエンティスト / 『ジーキル博士とハイド氏』 / 『フランケンシュタイン』 / H.G.ウェルズ / オスカー・ワイルド / 『ドリアン・グレイの肖像』 / 科学の唯物論化 |
研究概要 |
ヴィクトリア朝英国における生体解剖をめぐる論争は、めざましい発展を示しながら唯物論化していったヴィクトリア朝の科学(生体解剖とはそのような科学の典型としての生理学が生み出した新しい科学的方法だった)と、18 世紀後半以降、福音主義などの影響とともに発展していた動物愛護の文化が真っ向から衝突した事件であった。そのようなものとしての生体解剖論争のなかに、そしてその論争のディスコース圏のなかで書かれた多くの文学作品(たとえばウィルキー・コリンズの『心と科学』、H・G・ウェルズの『モロー博士の島』、G・B・ショー『医者のジレンマ』など)のなかに、われわれは、宗教性を離れて没道徳的に真実を追求しはじめた唯物論的な科学にたいするヴィクトリア朝人のさまざまな反応を見てとることができるだろう。
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