研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は次の諸点に置かれていた。1.エマソンに対する儒教、新儒教の影響を調査・研究する。2.明治・大正期の思想家・文人である中村正直、岩野砲鳴、山路愛山、高安月郊などが、如何にしてエマソンの思想と新儒教(王陽明、陸象山、朱子など)の教義の間に類似性を見出したのかを調査・研究する。3.中国における新儒教の形成と展開について調査・研究する。4.エマソンの思想と陸象山、王陽明の教義とを比較的視点から考察し、類似点、相違点を明確にする。5.エマソンの思想と朱子の教義とを比較的視点から考察し、類似点、相違点を明確にする。以上の目的に対する研究成果として、1については、研究成果報告書の第一章、第一節、2、3、4については、第一章、第二、三節、また5については、第二、三、四章があり、本研究の当初の目的はほぼ達成されたと言えるであろう。また平成17年度夏季にはハーヴァード大学において、18年〜19年度の夏季には、ハーヴァード大学・イエンチェン・インスティチュートからResearch Associateとして受け入れを許可され、調査・研究を行い、エマソン研究の権威Lawrence Buellハーヴァード大学英文科教授などとも意見交換の機会を持つことが出来、有意義であった。儒教、新儒教については、吉田幸平東洋大学教授、合山究九州大学名誉教授と意見交換をし、指導、助言を受けた。さらにほぼ毎月上京し、東京大学付属図書館などで研究資料収集を行うと同時に、比較思想・文化の研究会にも出席し、英、米、独、仏文学・思想、宗教学研究者などと意見交換をした。
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The Japanese Journal of American Studies No.20
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Journal of Nagano Prefectural College, (not judged). No.61
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Journal of Nagano Prefectural College, (not judged). No.60