研究課題/領域番号 |
17520237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
千田 大介 慶應義塾大学, 経済学部, 准教授 (70298107)
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研究分担者 |
二階堂 善弘 関西大学, 文学部, 教授 (70292258)
山下 一夫 神田外語大学, 外国語学部, 専任講師 (20383383)
師 茂樹 花園大学, 文学部, 専任講師 (70351294)
川 浩二 早稲田大学, 文学学術院, 助手 (30386578)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 六十種曲 / 中国古典戯曲 / データベース / XML / 劇説 / 中原音韻 / 南戯 / 曲律 / 今楽考証 / 『六十種曲』 / 『劇説』 / 『中原音韻』 / 『今楽考証』 / N-gram / Unicode |
研究概要 |
本研究は、情報処理技術の応用による新たな人文学研究方法の確立という視点から、将来的な中国古典戯曲総合データベースの構築に向けて、電子テキストの構築をすすめるとともに、データベースの基本フレームを開発し、分析手法の基礎を確立することを目的とする。 研究期間を通じて、『六十種曲』などの古典戯曲作品および、『今楽考証』などの戯曲論著を電子テキスト化するとともに、古典戯曲研究上の必要にあわせたXMLスキーマを開発した。それらのデータは、中国都市芸能研究会Webサイト上に、閲覧・検索可能なテキストデータベースとして公開した。それと並行して、戯曲テキストの音韻分析手法の確立に向けた基礎技術の開発を進め、『中原音韻』を電子テキスト化するとともに、テキストデータに音韻情報を付加・表示するプログラムのプロトタイプを完成させた。そして作成した『六十種曲』XMLデータを用いて、Nグラム・クラスタリングおよびバイオインフォマティクスの手法を応用した韻律分析実験を行い、その中国古典戯曲研究における有効性を確認した。また、焦循『劇説』の訳注の作成を進め雑誌およびWeb上に発表するとともに、注釈を抽出、蓄積することで、古典戯曲用語コンコーダンスの構築を進めた。これらの研究成果は、論文および口頭発表として公開した。 以上をもって、中国古典戯曲総合データベースを構築する上での基礎は確立され、本研究の初期の目的は達せられたものと考える。
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