研究課題/領域番号 |
17520239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
鱒澤 彰夫 日本大学, 工学部, 助教授 (50238903)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 文献学 / 文化大革命 / 紅衛兵 / 出版 / 分類 / 目録 / 近衛兵 / 内部 |
研究概要 |
本研究の目的は、これまであまり注目されてこなかった文革時期の非正規印刷物の実態を解明することにあり、その実態を明らかにすべく、かかる印刷物の目録を作成することにある。すでに、研究者は、鉛印(活版印刷)新聞、鉛印雑誌について平成17年3月に著録を終わり、公表しているが、収集した紅衛兵原資料の多さとその煩雑さから、一括した目録作成作業は困難なので、いくつかの作業段階を設定せざるを得ず、本研究においては、全資料の分類方針を新たに設定し、冊子を収集整理の対象を目的とした。本研究では、先ず、いかに収集資料を分類整理するかを解決し、次に、順次、目録の形にしていくこととした。そして、文革の進展構造(資料の重要度)と資料整理の利便性(印刷方式と形態)とを考慮し、分類を行った。それは、大分類として、1、毛沢東・林彪講話 2、首長講話 3、中共中央文献、地方革命委員会文献 4、鉛印(活版印刷)新聞、油印(謄写版印刷)新聞、油印の(内部発行の)動態類 5、雑誌 6、冊子 7、伝単、リー一フレット 9、個人により合綴された資料群 10、その他(梢案とその合綴を含む筆写物、写真、絵、日記というものである(但し、各類は下位分類を有する)。そして、この分類に従い、各資料類の性質を加味し、文献名、刊行者、刊行期日、翻印者、大きさ、注記などを著録項目とすることにした。その結果、1千点有余を著録した「紅衛兵印刷物--封面別行冊子編」(仮題・未発表)を作成した。その収載数は世界でも初めてのものとであると思われる。 (了)
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