モン・クメール諸語間の統辞構造の差異に見る言語変化メカニズムに関する類型論的考察

• 研究課題/領域番号: 17520249
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 言語学
• 研究機関: 茨城大学
• 研究代表者: 藤井 文男 茨城大学, 人文学部, 教授 (40181317)
• 研究期間 (年度): 2005 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,620千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円); 2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
• キーワード: フィールドワーク / インフォーマント / インタビュー / 言語接触 / クレオール化 / 言語類型論 / 言語普遍論 / 言語系統論 / 言語の類型 / 言語構造上の普遍性 / 言語の構造的変化 / 言語の類型的変化 / 借用関係 / 統辞論 / リングワ・フランカ

研究概要

本研究の目的は, オーストロ・アジア語族の中では他の語派から類型的に隔絶された統辞構造を示すムンダ諸語の実態調査を通し, 本語派が同語族他語派から如何なるメカニズムで分離したかを明らかにするための基盤を構築することにあった。
研究終了の現時点で, 以前は光を当てられることの少なかったムンダ語ナグリ方言の実態に, これまで恐らく学術的に言及されたことのない統辞現象等も含め, 相当のところまで迫ることができた。

研究成果

• [雑誌論文] "Ablaut"は印欧諸語の専売特許なのか?! (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤井文男
  • 雑誌名: 茨大人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』 7(in press)
• [雑誌論文] Animacy と"他動詞性" (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤井文男
  • 雑誌名: 茨大人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』 6 ページ: 43-76
• [雑誌論文] Animacyと"他動詞性" (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤井文男
  • 雑誌名: 人文コミュニケーション学科論集 6 ページ: 43-67
• [雑誌論文] 現代ムンダ語口語文法研究上の諸問題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤井文男
  • 雑誌名: 茨大人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』 4 ページ: 119-139
• [雑誌論文] 現代ムンダ語の口語文法研究上の諸問題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤井 文男
  • 雑誌名: 人文コミュニケーション学科論集 4 ページ: 119-139
  • NAID: 120000991343
• [雑誌論文] 「モン語を話す人々」(リレー連載「先住民たちの現在」17) (2006)
  • 著者名/発表者名: 藤井 文男
  • 雑誌名: 言語(月刊) 5月号 ページ: 98-101
• [雑誌論文] リレー連載「先住民たちの現在」第17話 モン語・モン族 (2006)
  • 著者名/発表者名: 藤井 文男
  • 雑誌名: 月刊・言語 2006年5月号 ページ: 96-99
• [雑誌論文] 自然言語に於ける情報処理メカニズムと統辞構造の機能性の相関関係に関する包括的研究 (2005)
  • 著者名/発表者名: 藤井 文男
  • 雑誌名: 人文学科論集 43 ページ: 55-83
• [備考]
  • URL: http://info.ibaraki.ac.jp/scripts/websearch/index.htm
• [備考] 茨城大学研究者情報総覧
  • URL: http://info.ibaraki.ac.jp/scripts/websearch/index.htm