研究課題/領域番号 |
17520309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
左藤 正範 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (70140069)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | インドネシア語 / 日本語起源の語彙 / 小学校の社会科の教科書 / 語彙の比較研究 / インドネシア語の辞書 / 中学校の歴史教科書 |
研究概要 |
報告者は、平成17〜19年度の研究期間内に、インドネシアにおける小学校の社会科の教科書と中学校の歴史の教科書およびインドネシア語の主要な辞書に見られる、日本語起源の語彙の比較研究を行った。 同期間中に、ジャカルタ、ジョクジャカルタ、バンドゥン、デンパサール、メダンなどのインドネシア各地に出張して、上記の研究に必要な資料の蒐集を行った。またジャカルタのインドネシア大学および国立言語研究所、ジョクジャカルタのガジャ・マダ大学、バンドゥンのパジャジャラン大学、デンパサールのウダヤナ大学等で、それぞれの研究者と会い、インドネシア語学、インドネシア語教育、日本語を含めた外国語起源の語彙などの研究状況について有益な意見の交換、貴重な資料の提供などを受けた。帰国後、それらの資料を分析・検討して、日本インドネシア学会で研究発表した上で、同学会の学会誌『インドネシア''言語と文化』(第12〜14号)に論文を発表した。 本研究成果をまとめた拙報告書により、日本とインドネシアとの緊密な歴史的関係(第二次世界大戦中、特に1942年3月から45年8月までインドネシアを軍事占領した日本軍政期)の影響による語彙と戦後の日本文化の影響によって海外に進出した日本語起源の語彙の研究を通じて、日本語研究に新たな視点からの先駆的知見を加えることができた。これにより、国内外の学界にも大いに貢献でき、今後のインドネシア語の語彙研究にも多大な寄与ができるものと推察される。
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