研究課題/領域番号 |
17520314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中村 捷 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20004088)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,840千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 学習英文法 / 生成文法 / 英語教育 / 文解析 |
研究概要 |
本研究の最終目標は生成文法の成果に基づく学習英文法を作り上げることである。これまで生成文法の研究分野において膨大な研究成果があがっており、また、膨大な言語事実が発掘されているにもかかわらず、それを英語教育に効果的に適用・使用する努力がなされたことはほとんどなかったのが現状である。このような状況を打破し、現在英語教育が抱えている諸問題の解決に役立つような応用的研究が急務である。本研究は、英語学研究、特に生成文法の研究成果を英文法教育に反映させることによって英語教育の改善に役立て、社会的貢献を果たすことを目的としている。 この目的を達成する一つの段階として、本年度にはワークショップ「英文法と学習文法のインターフェイス」を開催した。大学にかぎらず、専門学校、高等学校の教員が参加することにより、生成文法の成果を学校教育に還元する試みであり、多くの参加者がさまざまなトピックを巡って意見交換をした。その報告書を『英文法と学習文法のインターフェイス』(東北大学大学院文学研究科)として作成し、全国の主要大学に配布して、研究資料として役立てるように配慮した。大学教員間のワークショップはよく見られることであるが、大学、専門学校、高等学校の共同によるワークショップはこれまであまり例がなく、新しい形の社会貢献となっていると思う。 本年度は最終年度であり、『生成文法に基づく英文法』(総頁数392)の原稿執筆を完了し、研究成果報告書としてまとめた。今後本の形で出版する予定である。
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