研究課題/領域番号 |
17520373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 京都産業大学 (2006) 岐阜大学 (2005) |
研究代表者 |
大和 隆介 京都産業大学, 外国語学部, 助教授 (60298370)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 学習ストレテジー / 英語教授法 / 自律的学習 / 学習ストラテジー / メタ認知 |
研究概要 |
本研究の目的は、中学・高校・大学において、学習ストラテジー指導を英語の授業に体系的に取り入れた授業が、コミュニケーション能力の育成と学習意欲の向上に関して、どのような効果をもたらすかを比較・検証することであり、この目標を達成するために、「ストラテジー意識化タスク」および共通の教材を利用した学習ストラテジー指導を、中学・高校・大学の英語の授業において実践し、その効果を多角的に分析し評価を試みてきた。 以下、当初の目的に関する本年度の実績を報告する。 1.前年度に作成したストラテジー指導に使用するストラテジー・リスト、ストラテジー・ワークシート、ストラテジー・ダイアリーのプロトタイプを実践の中で一部修正しより実践的なものにした。 2.指導理念と指導方法の精微化:前年度のパイロット授業実践の結果を基に、特に大学での授業実践の方法を工夫し、指導理念及び指導方法の精微化を試みた。このような授業実践に対する学習者の反応は、中学から大学に至るまで良好なものであった。しかしながら、こうした指導が学習者の英語力の向上に直接的に寄与するとの明確なデータを得るには至らなかった。 3.本年度は、英語教育の将来の動向を見据えて、中高大の連携から一歩踏み出し、他の学習ストラテジー研究者および小学校現職教員の協力を受けて、東京都の区立小学校において小学校における学習ストラテジー指導を取り入れた英語活動の授業実践を行った。授業実践に対する児童の反応は非常に良好であり詳しい結果は、近く児童英語教育学会等で発表する予定である。 4.研究成果:上記の研究の成果を、全国英語教育学会、中部英語教育学会、ASIA TEFLの年次大会において報告し、1篇の論文を発表した。
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