研究分担者 |
田畑 義之 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 教授 (90207217)
冨浦 洋一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 准教授 (10217523)
田中 省作 立命館大学, 文学部, 准教授 (00325549)
木村 恵 獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (60409555)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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研究概要 |
本研究は,スラッシュ・リーディングの教材に関する多読的観点からの議論・問題解決と,実際的な学習システムの構築を目的としたものである.本研究の成果は次のようにまとめることができる. 1.多読的要請を考慮したスラッシュ・リーディング教材に関する議論した.主に多読学習とスラッシュ・リーディング学習における教材上の関係性を議論し,日本人英語学習者による英文書のリーディング実験を行い,読解過程の調査・分析を行った.2.Webからの教材収集のための要素技術を開発した.主に(1)高速な言語識別法,(2)英文書の母語話者性の推定法,(3)リーダビリティの推定法,などである.3,柔軟性の高いスラッシュの自動挿入法の開発した.4.3の手法を実装した,スラッシュ・リーディング教材作成システムを構築し,インターネットに公開した.http://www.cl.ritsumei.ac.jp/CALL/SR/ 5.4のシステムを活用し,レベル別のリーディング教材を元に,スラッシュ・リーディング教材(文書数256,延べ語数42,529)を作成し,インターネットに公開した.http://www.cl.ritsumei.ac.jp/CALL/SR/materials/Kitao/ 6.教材の難易に強く関わる語彙について,日本人の英語語彙習得過程の観点から議論し,習得時期や習得の難易に関わる要因について推定する枠組みを提案し,小規模ではあるが実験的に検討した. また,同種の教材作成ツールを開発している研究グループと協同し,4の構築システムを活用した,英語学習リントの作成プログラムや,2の各種要素技術を活用した,Webを活用した英語コロケーション検索支援に関する研究も行った.
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