研究概要 |
本年度と昨年に行った研究に得られた成果はほぼ設定された計画と目的通りである。当該研究期間の間、着々と文書の判読、索引付けの研究を進めた結果、アーネスト・サトウの書いた北京日記(1900年-1906年)と1895年から1906年までの日本と中国の半公務の書簡(Semi-Official Letters)を活字化し、Lulu.comを通して出版した。 本のタイトル: 「The Diaries of Sir Ernest Satow, British Envoy in Peking(1900-06)」 I.C.Ruxton編集 J.E.Hoare前書き(元英国外務省東アジアで勤務した外交官、東アジア専門研究員) 総ページ数 812(Volume One, Volume Two計2冊) 出版年月日:2006年4月1日 「The Semi-Official Letters of British Envoy Sir Ernest Satow from Japan and China(1895-1906)」 I.C.Ruxton編集 J.E.Hoare前書き 総ページ数 610 出版年月日:2007年4月1日 この資料の活字化及び出版によって、19C未〜20C初頭の極東に於ける、国家間の外交政策と関係の考察及び分析など、しかも研究者のためにこの研究材料のアクセスをしやすくした。特に当時の日英関係、清英関係、日清関係、日露関係などの歴史研究ひいては、現在の東アジアや世界の事象を分析するための必要不可欠な資料になるはずである。
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