研究課題/領域番号 |
17520418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
柴田 哲雄 愛知学院大学, 教養部, 准教授 (90350933)
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研究分担者 |
福間 良明 香川大学, 経済学部, 准教授 (70380144)
難波 功士 関西学院大学, 社会学部, 教授 (20288997)
坂田 謙司 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70388081)
谷本 奈穂 (谷本 菜穂) 関西大学, 総合情報学部, 准教授 (90351494)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,520千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 120千円)
2007年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 博覧会 / 日中 |
研究概要 |
本研究プロジェクトでは、研究協力者十名の参加を得て、地方博覧会に関して、日本と中国の比較研究を横軸に、第二次大戦以前から戦後にかけての時間の流れを縦軸として、系統的な解明を目指した。我が国の博覧会研究史上画期的なプロジェクトになったと自負する次第である。今年度は最終年度であり、日本班、中国班に分かれ、専門的な討議を経て、各人がそれぞれ論文を仕上げ、提出した。日本班における戦前の博覧会については、福間(分担者)がメディア論の観点から戦時博覧会を論じ、宋(金沢大)が植民地・朝鮮での博覧会における日本芸人の興行を分析し、石田(桃山学院大)が洋服博覧会を取り上げ、村瀬(佛教大)が電気博覧会にまつわる問題を討究した。また、堀口(近畿大)は産業安全衛生展覧会に関して史料紹介を行なった。戦後の博覧会については、難波(分担者)が80年代の地方博覧会の「乱催」に関して試論を行ない、坂田(分担者)が北海道の地方博覧会を論じ、谷本(分担者)が地方博覧会の一形態としての百貨店における催事を取り上げた。また、濱田(帝京大)が宗教研究の切り口から博覧会の事例研究を行ない、高井(早稲田大)が博覧会のコンパニオン像の変容を析出し、山里(広島修道大)がアニメ博覧会の準備状況をスケッチした。中国班では、青山(愛知学院大)が清末中国の博覧会観をトレースし、柴田(代表者)の二編の論文が、日中関係の視角から中華民国期の西湖博覧会と日本軍占領期の大東亜戦争博覧会をそれぞれ分析し、服部(愛知学院大)が朝鮮戦争に関する戦時プロパガンダ展覧会を取り上げた。また山田(名古屋市大)が植民地期の台湾における展覧会を産業奨励の観点から分析を行なった。
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