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律令国家・王朝国家の国家軍制に関する総括的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520432
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関広島大学

研究代表者

下向井 龍彦  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60171005)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,310千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード律令軍制 / 軍団 / 兵士 / 訓練 / 王朝国家軍制 / 国衙軍制 / 追捕官符 / 武士 / 対新羅関係 / 軍拡と軍縮 / 重犯検断 / 押領使・追捕使 / 王朝国家 / 押領使 / 追捕使
研究概要

本年度の研究によって、申請者がこれまで研究してきた軍制史研究を集大成する足がかりが得られた。これまで2つの方向から軍制史研究をすすめてきた。
第一の8世紀律令軍制研究では、律令軍制を、朝鮮半島を統一した新羅との朝貢関係を維持・強要するために建設した大規模徴兵制軍隊ととらえ、その構造と形成過程・展開過程・解体過程の解明をすすめ数編の論文として刊行してきた。しかし展開過程については概要を公表しただけでその全体像を公にしていなかった。また訓練における精神教育の役割について、古代のナショナリズムという視点から深化させる研究をすすめた。本年度の研究によって、この2つの課題について論文にまとめる準備ができた。また申請者の律令軍制学説への最近の批判に対する批判を兼ねた兵士任務に関する実証的論文を用意したので、これを研究報告書に掲載する。
第二の10〜12世紀の王朝国家軍制研究では、国家の軍事指揮権の発動としての「追捕官符」をキーワードに、反力武装蜂起を抑圧するための国家の軍事力編成の構造、その形成過程・展開過程について、武士の形成過程との関連において解明をすすめすでに10編近い論文を公表し、その全体構想を拙著『武士の成長と院政』(講談社日本の歴史07 2001年)で明らかにしているが、今年度は、申請者の学説をみずから再検討し、院政期の国家軍制、倉幕府守護体制への展開について明確な展望を得た。再検討作業の一環として、あらためてキーワードである「追捕官符」史料を収集整理し、それを研究成果の一部として報告書に掲載する。
本研究によって申請者の律令軍制研究・王朝国家軍制研究はほぼ完結した。この成果を踏まえて、『日本律令軍制史研究』『日本王朝国家軍制史研究』刊行の準備を進める予定である。

報告書

(4件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 徒歩の実資 乗車の実資-『小右記』長和2年2月12日条から-2007

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦
    • 雑誌名

      日本歴史 712号

      ページ: 38-41

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Toho no Sanesuke, Jyoba no Sanesuke2007

    • 著者名/発表者名
      Shmomukai, Tatsuhiko
    • 雑誌名

      NIHONREKISHI 712

      ページ: 38-41

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 徒歩の実資 乗車の実資-『小右記』長和2年2月12日条から-2007

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦
    • 雑誌名

      『日本歴史』 712号

      ページ: 38-41

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 軍団と兵士2007

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦
    • 雑誌名

      『山口県史 通史編 原始古代』第七編第四章

      ページ: 733-754

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 変動期の瀬戸内海地域2007

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦
    • 雑誌名

      『山口県史 通史編 原始古代』第九編第三章

      ページ: 932-953

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 対外緊張と周防・長門地方2007

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦
    • 雑誌名

      『山口県史 通史編 原始古代』第十編第四章

      ページ: 1014-1031

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 清盛伝説と音戸瀬戸(1)〜(10)2006

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦
    • 雑誌名

      『中国新聞』土曜日版(7月22日-9月23日の10回)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 山口県史通史編 原始古代 (律令軍制・王朝国家軍制に関連する部分)2008

    • 著者名/発表者名
      下向井龍彦(共著)
    • 総ページ数
      1218
    • 出版者
      山口県
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書 2007 研究成果報告書概要
  • [図書] Yamaguchikenshi General history Primitive and ancient book2008

    • 著者名/発表者名
      Shimomukai, Tatsuhiko (joint)
    • 総ページ数
      1218
    • 出版者
      Yamaguchi prefecture
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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